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[ 政治・経済 ]
(2017/4/18 05:00)
特許庁は2017年度から審査の「質」に関する定量目標を設定した。審査速度はおおむね世界最速を達成したことから、今後は出願人とのコミュニケーションに重点を置き、質の高い審査対応で企業の知財活用の間口を広げる。出願人からアンケートを取り、審査官の対応などを5段階で評価。特許、意匠、商標ともに上位評価の割合で合計60%以上を目標値とする。世界の五大特許庁(日・米・欧・中・韓)で「質」に対する定量目標を設定するのは初めて。
特許庁は出願人から審査請求を受け、実体審査後に拒絶理由通知や出願人からの意見書・補正書受理、再審査などを行い、特許として認めるか、拒絶するかを決める。この間、審査官がユーザーと対面や書面でやりとりする。これら一連のプロセスにおける“顧客満足度”を高める。
17年度末にも主たる出願人にアンケートを送付。文書のわかりやすさや電話対応などのコミュニケーションを「満足」「比較的満足...
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(2017/4/18 05:00)
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