- トップ
- 化学・金属・繊維ニュース
- 記事詳細
[ 化学・金属・繊維 ]
(2017/4/26 05:00)
【仙台】日本製紙は25日、石巻工場(宮城県石巻市)に木材繊維(パルプ)を微細化した天然繊維のセルロースナノファイバー(CNF)の量産設備を稼働したと発表した。投資額は16億円。初年度は年産50―100トンで稼働し、2019年に世界最大規模にあたる同500トンに引き上げる。化粧品、日用品、自動車部材、塗料への使用を見込む。
建物面積は4700平方メートル。既存の新聞古紙パルプの製造工場を転用した。CNFは軽量・高強度で、熱による変形が少ないなどの特徴を持つ。石巻工場では、ナノ分散化が容易なTEMPO酸化法で生産する。
同社は07―12年に新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のプロジェクトでCNFを開発。13年に岩国工場(山口県岩国市)に実証機を設置した。
17年内に富士工場(静岡県富士市)、江津事業所(島根県江津市)でも生産を始める。
(2017/4/26 05:00)
関連リンク
素材・ヘルスケア・環境のニュース一覧
- 富士フイルム、ディスプレー材料の用途を開拓-車載・有機ELスマホに提案(17/04/26)
- 昭和電工、延期の前12月期決算を発表−売上高13.5%減(17/04/26)
- 新役員/新日鉄住金−執行役員・野村泰介氏ほか(17/04/26)
- 3月の世界粗鋼生産、4.6%増の1億4495万3000トン−中国、単月で最高更新(17/04/26)
- 甘草を化粧品原料に-王子HD、アルビオンと共同で(17/04/26)
- 日本製紙、石巻の量産設備を稼働 CNF、まず年100トン(17/04/26)
- 武田コンシューマーヘルスケア、アリナミンにビタミンB2追加(17/04/26)
- 丸紅、中越パルプとCNFで協業(17/04/26)
- 日立化成、合成樹脂値上げ(17/04/26)
- 経営ひと言/神戸製鋼所・中村昭二執行役員「猫の餌食に」(17/04/26)