[ 環境・エネルギー ]

関西電力VS大阪ガス、電力料金−原発再稼働で、値下げ競争再熱

(2017/5/1 05:00)

関西電力は運転停止中の高浜原子力発電所(福井県高浜町)の4号機を5月下旬、3号機を6月上旬にも運転再開させる見通しだ。関電が再稼働後の値下げを表明する中、関西圏で電力の小売り自由化競争を激しく繰り広げる大阪ガスとの値下げ競争は、第2ラウンドが始まる。

関電の岩根茂樹社長(写真)は4月28日の記者会見で、電気料金の引き下げについて「本格運転にめどがつく状況を踏まえながら、再稼働した分の燃料費メリットを必ず返したい」と強調した。

一方、大ガスは「料金やサービスメニューなどを総合的に比較し、必要に応じて対応する」(本荘武宏社長)との構えで、関電の出方をうかがう。

2016年4月に電力小売り全面自由化が始まり、大ガスが獲得した家庭向け電力契約数は4月25日時点で約32万件。一方、4月1日に都市ガス小売りが全面自由化。関電の家庭向け契約数は約14万件となった。互いに電気と都市ガスの小売りでしのぎを削る。

関電は電気料金引き下げの新メニューを夏にも発表する予定。両社の今後の提案力が問われる。

(2017/5/1 05:00)

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