[ ロボット ]

損保ジャパン日本興亜、300拠点にRPA導入 業務コスト・残業削減

(2017/5/2 05:00)

損保ジャパン日本興亜は事故対応や支払いなどを行う保険金サービス部門にロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)と呼ばれる自動化システムを導入する。6月に千葉県の事務所で試験を開始し、効果を確認後、2017年度内に全国300拠点に導入する。他部門では導入前に比べ人件費や紙代など業務コストの45%削減に成功。保険金サービス部門にも導入し、時間外労働の削減や労働効率の向上を目指す。

RPAは人間による操作が必要なデータ入力や他システムとの通信連携を「ロボット」のように自動で行うシステム。人工知能(AI)と組み合わせることで、事務作業の大幅な効率化につながると期待される。保険業界では東京海上日動火災保険、日本生命保険などが一部業務に導入した。損保ジャパン日本興亜のように全国規模でRPAを導入するのは業界でも珍しい。

同社は16年に海外旅行保険の事務部門でRPAを導入。1件ずつの手入...

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(2017/5/2 05:00)

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