- トップ
- 政治・経済ニュース
[ 政治・経済 ]
(2017/5/2 05:00)
特許庁と国際電気通信連合(ITU)は近く、標準規格関連文書の検索環境を共同で整備することで合意する。ITUが管理するすべての関連文書を特許庁に提供し、特許審査の専用データベース(DB)に収納する。急増する情報通信関連の標準必須特許(標準規格に含まれる特許)の先行技術文献の調査効率を高め、IoT(モノのインターネット)など先端技術がもたらす第4次産業革命での知財紛争の軽減につなげる。
発明者が特許出願してから公開されるまでに18カ月を要し、この間に類似内容が出願される例は多い。企業や団体が標準規格策定を目指す場合、並行してITUなどの標準化団体にも技術文書を提出する。特許庁の審査官は今後、企業や団体がITUに提出し公開された数万件の情報を、DBから容易に引き出せる。
審査官は学術文献などから「進歩性」を見て、拒絶するかどうかを判断する。ただ、経済のグローバル化やIT技術の進展で、調査...
(残り:408文字/本文:808文字)
(2017/5/2 05:00)
※このニュースの記事本文は、会員登録 することでご覧いただけます。