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[ トピックス ]
(2017/5/11 05:00)
トヨタ自動車が新たな“成長”の道筋を模索している。組織の巨大化による構造的な問題に加え、自動車市場に続々と押し寄せる米グーグル、米ウーバー・テクノロジーズといった“ゲームチェンジャー”との戦いも控える。自動車産業の大転換期に、トヨタはどのような成長戦略を描くのか。(名古屋・今村博之)
仲間づくり−標準化・規格・協業で勝つ
トヨタが10日発表した2017年3月期連結決算(米国会計基準)は売上高27兆5971億円(前期比2・8%減)、営業利益1兆9943億円(同30・1%減)で減収減益。グループ世界販売台数は1025万台と過去最高を達成したが、円高や諸経費の増加などが影響し日本、北米、アジア、その他地域がこぞって営業減益。欧州は営業赤字に転落した。
都内で会見した豊田章男社長は「為替の追い風も向かい風もない中で、まさに現在の等身大の実力が素直に表...
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(2017/5/11 05:00)
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