小学生が宇宙飛行士を疑似体験 アミュラポ、栃木で実証事業

【宇都宮】アミュラポ（東京都新宿区、田中克明最高経営責任者〈ＣＥＯ〉）は、カンセキスタジアムとちぎ（宇都宮市）で小学生向けの宇宙体験コンテンツ「バーチャル宇宙飛行士選抜試験」の実証事業を行った。仮想現実（ＶＲ）と拡張現実（ＡＲ）で船外活動や宇宙実験を体験した。

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  ＶＲで船外活動を体験

小学生向けコンテンツは宇宙産業の裾野を広げる目的で２０２０年に開発した。児童に宇宙への関心を持ってもらおうと、地元プロサッカークラブのホームスタジアムで試合日に実施。参加料金は３５００円（消費税込み）。３０人ほどが参加した。今後、地方展開を進める方針で、２５年までに計６０回の実施を計画する。同年の大阪・関西万博を契機に海外へも売り出す。

アミュラポは２０年設立のベンチャー企業。情報通信技術（ＩＣＴ）で宇宙体験コンテンツを制作する。２３年に宇都宮市の伴走支援事業「宇都宮アクセラレーター」の対象企業に採択された。