マミーマート、物流施設の運営手法改革 コストオンで経費を1割減

(2023/11/16 12:00)

マミーマートはAZ―COM丸和ホールディングス(HD)子会社の丸和運輸機関(埼玉県吉川市)と、2022年に物流事業で連携した。マミーマートは埼玉県を中心に「マミーマート」や「生鮮市場TOP!」などのスーパーマーケットを運営している。今後の展望などを岩崎裕文社長に聞いた。

  • マミーマート社長 岩崎裕文氏

―丸和運輸機関との協業内容は。

「川越市の物流施設に続く拠点として建てた三郷物流センター(埼玉県三郷市)で、千葉県や埼玉県南部の店舗への配送を任せた。小売業が配送業者に支払う料金は、商品料に対し事前設定した数パーセントの料率分を支払う契約方式がほとんど。他方、新センターはトラックやドライバー数など実際の配送に要した費用を支払うコストオン方式を採用した」

―採用した理由は。

「コスト削減のためだ。同方式は1台のトラックにどれだけ多くの荷物を積載できるかが勝負。効率的に配送できるルートや積載方法などを自社で考える必要がありリスクもあるが、稼働から約1年経過し、従来型センターよりコストが約1割減った」

  • 三郷物流センターではコストオン方式を採用。1割のコスト削減に成功した

―丸和運輸機関を選んだ理由は。

「物流のプロでノウハウを持つ。高効率な配送法など当社からの相談や提案に対し協力的で、細かな要望にも対応してくれた。急な配送需要には丸和運輸機関の協力企業数千社をまとめた『アズコムネット会員』を活用できる点も魅力的だ」

―今後の方針は。

「4―5年後を目安に配送を含め物流施設を自社運営したい。今はメーカーなどの倉庫、物流施設、店舗、この3カ所に商品があるが、自社ですべて把握すればさらなる効率化や運営コスト削減を図れる」

(2023/11/16 12:00)

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