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[ 科学技術・大学 ]
(2017/8/21 05:00)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2020年度に国際プロジェクトとして打ち上げ予定のX線天文衛星代替機を搭載した国産ロケット「H2A」に月面着陸機「SLIM(スリム)」を相乗りさせる計画を示した。スリムは19年度に小型固体燃料ロケット「イプシロン」で打ち上げる計画だったが、効率化を図るため計画を1年後ろ倒しする。相乗りによりイプシロンの打ち上げにかかる50億円程度の費用を抑えられる見込み。
内閣府の宇宙政策委員会の小委員会で18日報告された。X線天文衛星代替機とは16年4月に運用を断念したX線天文衛星「ひとみ」の代替機。軟X線分光検出器(SXS)などを搭載する。宇宙から飛来するX線を検出し、巨大ブラックホールの謎の解明などにつなげる。日本側の開発費は241億円。
一方、スリムは月面の地形や位置を推測しながら航行し、誘導制御を自動化する技術などを搭載。目標地点に誤差100メートル以内のピンポイント着陸を目指す。開発費は180億円。
(2017/8/21 05:00)
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