炭素同士が五角形に結合したクロコン酸は、酸化還元反応が可能な炭素―酸素結合を5個持つ。また、1分子当たり最大4個の電子を貯蔵でき、これを酸化還元反応に利用できれば理論容量はコバルト系正極材料の4倍以上...

理論放電効率が100%となるCO2の酸化還元反応を利用した。... 放電時は、この炭素と酸素の反応で電力を得る。... 固体酸化物形燃料電池(SOFC)を用いた充放電実験で、既...

リチウム空気電池は多孔性炭素材料を正極、金属リチウムを負極とし、リチウムと過酸化リチウムの分解析出反応で電気が流れる。空隙(げき)率の高い炭素材料や充放電の酸化還元反応を促す電解液を作...

東北大学の郭媛元助教と井上久美准教授らは、電極を密に並べた基板上で酸化還元反応を起こして分子濃度などを観察する「バイポーラ電気化学顕微鏡(BEM)」の電極素子を熱延伸法で作製...

有機分子の電気化学反応を利用し、人間の脳の構成要素をまねたニューラルネットワークの計算を再現。... これは湿気によりSPANの酸化還元反応が促進されたためと考えられる。

サマリウム・カルシウム鉄酸化物の酸化還元反応で吸収放出するため窒素が混ざらず、空気から高純度酸素を回収できる。... 還元反応で酸素が外れ放出される。酸化還元反応を利用するため窒素が混入せず高純度酸素...

金属の酸化などの際に起きる電子のやりとり(酸化還元反応)で生じた微小な「電力」を蓄電し、アナログ半導体で昇圧。... 複数のボタンが並ぶ場合、ボタンごとに赤外線を発するタイミングをずら...

埼玉工業大学の松浦宏昭准教授らは、バナジウム電解液の酸化還元反応を利用するレドックスフロー電池と太陽電池を組み合わせた電力マネジメントシステムの3000時間稼働を達成した。

導電性高分子に白金粒子を固定し、水素ガスと接触すると起きる酸化還元反応の起電力を検出する。... 炭化水素や酸素、二酸化炭素(CO2)などのガスとは反応しなかった。

イオンの高速伝導を促す固体電解質を混合しなくても酸化還元を伴う大容量充放電に成功。... ルテニウムの酸化還元反応に伴い酸素も反応し、高容量充放電を実現。

そのため、安全で長持ちする(イオンの酸化還元反応を利用して充放電を行う大容量蓄電池の)レドックスフロー電池の研究開発に取り組んでいる。

産総研はアカトンボの色素を解析し、オモクローム色素の還元反応によって体色が黄色から赤色に変化することを発見した。酸化還元反応による体色変化の報告は、動物では初めてである。赤くなった細胞は、還元型色素が...

この方法では、対象物質の酸化還元反応の際に電極に流れる電流変化などから対象物質を定量する。... ナノメートルレベルで精緻に制御したナノカーボン薄膜を電極とすると、既存電極では測定が難しかった全核酸塩...

サンプルの酸化還元反応部の設置方式を工夫し、不安定物質の移動を最小限に抑制。

今回、酸素ガスを供給して還元反応を加速させた。... 新試験法は腐食の酸化還元反応を加速している。実際には振動などでコンクリートに細かな亀裂が入り、融雪剤などの塩分が染み込んで鉄筋表面の不動態膜を破壊...

化学反応中のガスが観察できる高圧電子顕微鏡と、高感度の質量分析装置を組み合わせた。... ジルコニア系排ガス浄化触媒の酸化還元反応で、一酸化窒素ガス中のロジウムのナノ粒子(ナノは10億分の1&...

私たちのグループは、リチウム二次電池の課題に対応するため、電極材料として酸化還元活性をもつ有機物に着目して研究開発を行ってきた。有機物特有の多電子移動型の酸化還元反応をうまく利用すれば、高容量の材料に...

物質・材料研究機構の馬仁志(マ・ルンジ)准主任研究者らは、酸化マンガンと炭素材料の「グラフェン」のナノシート(ナノは10億分の1)を交互に積層した電池負極材料を開発した...

その後、「水の電気分解」のように電解酸化還元で反応を起こす「電解合成」をテーマとする、東工大の渕上寿雄教授(現名誉教授)の研究室に助教として赴任した。 ... 高分子...

電気的に引き起こされる可逆的な酸化還元反応よって着色したり消えたりする「エレクトロクロミック材料」の酸化タングステンを使い、薄膜トランジスタ構造を採用した。酸化タングステンは透明で電気を通さない絶縁体...