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「厳しかった時代を忘れてはならない」と榑松は翌年の経営方針を示す際、過去10年以上の売上高や営業利益、借入金などの推移を表にまとめている。
このうち300億円はNREG東芝不動産(東京都港区)の連結子会社化に伴う短期借入金の返済に、残りを野村不動産の住宅用地取得にあてる。
資金使途の内訳は700億円が太陽電池や車載用リチウムイオン電池などの設備投資、500億円が社債償還、800億円が借入金などの返済。
借入金利については「2%台」が50・3%、「3%台」が24・8%だった。... 51・8%が「借入」によって調達する予定だ。
藤和不動産は三菱地所の完全子会社になったのを機に、新規資金の借入先を親会社の三菱地所に一本化する方針を固めた。... 現在の借入資金は返済期限を待って、2013年までに完済する方針だ。
「資産合計」や「負債合計」、「純資産合計」は全く同一数字ながら、短期・長期借入金に記載された数字が微妙に異なった。
利益が出ている企業は、順次借入残高が減少するが、利益が出ていない企業にとっては運転資金の繰り回しにより一向に借入金残高が減少しない問題が生じる。
