情報の壁、旧ソ連の轍踏むな 最近、西側の主要メディアが次々と中国の経済情報について不満や不安を訴えている。「データベースにアクセスできなくなった」「統計数字のつじつまが合わない」など...

社会安定性の上に変革努力を 大統領選挙の結果にかかわらず、米国の製造業国内回帰は加速し、世界のサプライチェーン(供給網)は大きな組み替えに直面することになるだろう。日...

最高品質、ニッチで世界制す ドイツ経済の屋台骨は中小企業「ミッテルシュタント(Mittelstand)」であり、輸出志向かつ独自の技術能力を持つ。...

求められる自前主義脱却 2003年にオープンイノベーションの概念が提唱され、政府や経済団体などでもその必要性が訴えられてきた。だが、日本の企業はいまだ自前主義にこだわり、国際的に大き...

ダイレクトtoアジア、新潮流 6月19日、タイ・バンコクでアユタヤ銀行が主催、三菱総合研究所などが共催する「Japan-ASEAN Start―u...

長期政権の物語、難問に直面 15日から18日にかけて中国の共産党中央委員会第3回全体会議「三中全会」が開催された。任期5年の共産党中央委員会が、経済を中心に任期中...

情勢把握、欧米リード目指せ フローの投資機会という点ではいわゆるグローバルサウス(従前の先進国ではない新興・途上国)が台頭するが、日本が中国に持つ...

長寿企業大国、日本と共通点 私は現在、1665年に創立したドイツ北部のキールにあるクリスチャン・アルブレヒト大学(キール大学)に客員研究員として赴任している。同大学や...

製造業、6つの勝ちパターン 日本経済は1990年代より低迷し「失われた30年」と呼ばれるに至った。名目国内総生産(GDP)が世界4位に転落したこと...

地域ビジネス創出、試金石に 4月、川崎市が51%を出資する自治体新電力「川崎未来エナジー」が営業を開始した。自治体と域内外事業者が共同出資して地域エネルギ...

不動産不良債務処理始まるか 「中国不動産バブルは崩壊した」のだろうか。公式統計では不動産価格の下落は穏やかであり、経営難の大手不動産会社も「破綻」していない。一方で、住宅の販売や新規...

強い電池・EV、なびく新興国 インド太平洋経済枠組み(IPEF)は進捗しているが、経済実利優先の東南アジア諸国連合(ASEAN)や...

当主と組制度、人が信頼守る 世界最古の企業はどこか。実はわが国に存在する。創業から1400年以上存続してきたとされる金剛組(大阪市天王寺区)。

組織に多様性、人と技術育む 私がAGCの経営において力を入れたのは、液晶用ガラスビジネスの次のビジネスを育てることであった。そのために人材育成とタレントマネジメントに取り組んだ。リー...

日本政府は脱炭素社会構築に向けた原燃料として水素に大きな期待を示している。2023年6月に改訂された「水素基本戦略」では、アンモニアを含む水素などについて導入・供給コスト目標を掲げ...

中国排除の暴走に歯止めを 4月27日から5月7日まで中国で開催されている世界最大級の自動車展示会「北京モーターショー」。これに先立ち、日本の自動車メーカーが電気自動車(EV&...

日本、賢く付き合う戦略を 「日本は米国と共にある」―。「国賓待遇」の首相訪米議会演説は喝采を浴びた。しかし、新興国を中心に権威主義が台頭、米国自身の「自国(企業)優先...

基軸守り応用で変化、手本に 近年、経営学では、長期存続があらためて着目されている。これまでの成長拡大一辺倒には限界が生じ、サステナブル(持続可能)な経営とはどのような...

不断の努力引き出す組織に まず、私の社会人としての体験を振り返りつつ、座右の銘「人は力なり」についてお話ししたい。私は長年、素材メーカーの旭硝子(現AGC)で技術者、...

メガ商談の場、COP活用を 2023年12月13日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開かれた国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)...