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[ ロボット ]
(2016/7/22 05:00)
■教師なし学習を利用
─ディープラーニングではどうやって膨大な数のパラメーターを簡略化するのですか?
松尾 私が本の中で説明しているのは、“教師なし学習”※2を使うということで、方程式の数自体は少なくてもいいけれど、「この変数間にこういう関係があります」ということがどこかからわかっていれば、変数の数をぐっと減らすことができます。人間の場合も、いろいろなデータを観察することで変数間の関係を見つけ出して、実質的な変数の数をぐっと減らすということをやっているのです。よって、その教師なし学習の利用というのが非常に重要なポイントになります。
─教師あり学習と教師なし学習を複合するのですね。
松尾 それ以外にも、先ほど説明したCNNという画像認識では、たとえば画面の中の「ここを見ている処理のしかたと、ここを見てい...
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(2016/7/22 05:00)
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