[ ICT ]
(2016/7/22 05:00)
(ブルームバーグ)世界各国で人気のスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」は22日、日本でも配信を開始した。制作会社が発表した。
発表によると、米国での5日の配信以降、予想を超える反響があり、日本での提供開始に時間がかかった。配信開始を受け、任天堂株は一時、前日比6.9%高の2万9920円まで買われた。
ポケモンGOは任天堂の持ち分法適用会社のポケモンと米グーグルから分社したナイアンティックが制作し、米国などで人気となっている。任天堂はナイアンティックにも出資しており、ゲームと連携して遊ぶ機器の開発を担当した。任天堂の株価はポケモンGOが人気化したことを受けて上昇し、米での配信開始前には2兆円程度で推移していた時価総額は21日の終値で約4兆円に達した。
エース経済研究所の 安田秀樹アナリストは、日本でも「みんなが待ち構えていた状況」だと説明した。ポケモンGOは「世界レベルでの社会現象を引き起こした初のスマホゲームになる」という。
任天堂は従来、ゲーム配信を自社のゲーム機に限っていたが、スマホ普及に伴い方針を転換した。今年3月に同社初のスマホ向けアプリ「Miitomo(ミートモ)」の配信を 開始。秋には「ファイアーエムブレム」と「どうぶつの森」の2本のゲームアプリ配信を開始する。
(2016/7/22 05:00)