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[ エレクトロニクス ]
(2017/5/17 05:00)
キヤノンオプトロン(茨城県結城市、今井千尋社長、0296・21・3750)は、照射する光の違いによって色が2段階で変化する蛍光材料「フローブライトプラス」を開発した。殺菌などに使われる255ナノメートル(ナノは10億分の1)の波長の光を当てると赤紫色に、ブラックライトと同じ365ナノメートルの光で青色に変化する。模造品の防止対策などへ提案する。
同材料は透明性が高く、宝石などのような多面体や、粉体にして塗料などにも加工できる。蛍石を主原料とした無機材料のため、長時間紫外線(UV)が照射される場所で利用しても、光強度や彩度が変わらない。色が2段階で変化する材料はこれまでになかった。
宝飾品やブランド品の一部に使って模造品の防止対策をできるほか、生産現場などでどの程度のUVが照射されているかを確認できる。
同社は蛍石を使ってレンズなどの光学材料を生産しており、この技術を使って蛍光材料を開発した。
(2017/5/17 05:00)
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