スシロー・元気寿司が経営統合、年商1800億円 アジア事業拡大

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  スシロー 葛飾店

【神戸】回転すしで国内最大手のあきんどスシローと、同業界５位で神明（神戸市中央区）子会社の元気寿司は経営統合する。神明が１０月、１１月の２回に分けスシロー親会社のスシローグローバルホールディングス（ＳＧＨ）の株式約３３％を英投資ファンドのペルミラから取得する。取得額は約４００億円。９月２９日付でＳＧＨと神明、元気寿司の３社が資本業務提携を締結した。統合時期などに関する詳細を今後詰める。

提携を機に回転すしの店舗数拡大や、食材の調達コスト削減など国内事業を強化する一方で、中国やアジアを中心に海外での事業展開を加速する。

業界首位のＳＧＨの２０１６年度の売上高は１４７７億円、元気寿司は同３４９億円で、統合すると年商１８００億円規模の回転すしの巨大企業が誕生する。業界２位で「くら寿司」を展開する、くらコーポレーション（１６年度の売上高１１３６億円）を大きく引き離すことになる。