[ 新製品 ]
(2017/11/14 05:00)
フジクラは、従来品の2倍となる3456本の光ファイバーが入るケーブル「3456心ラッピングチューブケーブル」を発売した。一般的に都市部などで通信量が増加すると、通信速度が遅くなる場合がある。こうしたケーブルが普及すれば、スマートフォンなどで動画を見る人が集中した場合でも通信速度の低下を防げる可能性がある。
一般的な光ファイバーケーブルは、ケーブル内に光ファイバーを平らに敷き詰めるため、相対的に多くの面積を必要とする。
今回の新製品は、渦巻き状に丸められる光ファイバーを採用。ケーブル内に光ファイバーを隙間なく収納した結果、3456本の光ファイバーの内蔵に成功した。これまで同社製品の光ファイバー内蔵数は、最大で1728本だった。
ケーブルの直径は一般的な製品の約半分となる30・5ミリメートルを実現した。1キロメートル当たりの重さは600キログラム。データセンター(DC)や通信業者向けに販売していく。価格は販売量などによって異なり、個別に対応する。
光ファイバーケーブルは、光ファイバーが多いほど大量の情報を流せる。こうしたケーブルの普及やスマホなどの機器の高機能化が進めば、動画の視聴などで通信量が増えても通信速度の低下を防げる可能性がある。
(2017/11/14 05:00)
電機・電子部品・情報・通信2のニュース一覧
- アマゾンに猛追できるか KDDIのECサイト、四半期ごとに利便性改善(17/11/14)
- 雲(クラウド)の上の頭脳戦(4)AIスピーカー活況 ハードの魅力で勝機探る(17/11/14)
- フジクラ、光ファイバー収納力 2倍のケーブル 通信速度低下防止へ(17/11/14)
- NEC、湘南慶育病院と協業 ICTで先進医療サービス(17/11/14)
- 日立ソリュ、マルウエア対策を総合支援 端末向けサービス提供(17/11/14)
- AIで金融業務効率化 NTTデータが京都銀と実証、来年度以降に商用化(17/11/14)
- リコー、テレビ・ウェブ会議システム IBMクラウドに移行(17/11/14)
- 経営ひと言/日本航空電子工業・小野原勉社長「“時代”に挑戦」(17/11/14)