パナソニック、音声操作の車載システム開発 アマゾン「アレクサ」活用

パナソニックは９日、米アマゾン・ドット・コムの音声認識人工知能（ＡＩ）「アレクサ」を使った車載用システムを開発したと発表した。カーオーディオ、カーナビゲーションシステム、空調などの車載機器を音声で操作できるシステムとして自動車メーカーに提案する。クラウドシステムであるアレクサの機能の一部を車載用システムに組み込み、走行中などにインターネット接続ができない状態でも利用できるようにした。

米ラスベガスの家電・ＩＴ見本市「ＣＥＳ」の開幕に先立ち、日本時間の９日に明らかにした。パナソニックは２０１７年に発表したＡＩスピーカーに、米グーグルの音声認識ＡＩ「グーグルアシスタント」を採用した。車載用機器はアマゾンのＡＩを選んだ。

カーナビ、空調などの機器を統合管理できる次世代型の車載情報システム（ＩＶＩ）に、アレクサの機能を組み込む。車載機器の操作のほか、外出先から自宅の家電を操作したり、ニュースを読み上げたりできる。