[ ICT ]
(2018/1/18 05:00)
ベネッセホールディングスとソフトバンクは東京工業大学の人工知能(AI)技術を活用して英単語の問題を作成し、その難易度がテストや教材として有効かを確かめる実証実験を始めた。高校1年生120人に出題し、正答率と高校生の学力が相関するか検証する。AI技術で問題を大量生成し、生徒一人ひとりに応じた出題と学習環境の実現を目指す。
両社が設立した「クラッシー」(東京都新宿区)の教育事業として展開する。東工大の徳永健伸教授の自然言語処理技術で英単語問題を自動生成する。
英単語を指定するとインターネット上から単語を利用する文を検索して問題文を作成する。指定単語の同義語は正解とし、誤答用の単語も選択肢として用意する。この単語の意味の近さや、単語の難しさを問題の難易度として調整する。
生徒の理解度に応じて出題するアダプティブラーニングでは、ピンポイントに出題できる反面、多くの問題が不要となるため、問題自体が枯渇することが課題だった。
(2018/1/18 05:00)
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