[ 自動車・輸送機 ]

「R360クーペ」、発泡スチロールで再現−坂本重工が実物大模型

(2018/1/25 05:00)

  • 発泡スチロールで作成した実物大模型の「R360クーペ」

懐かしいようなかわいらしいデザインの車は、マツダが1960年に発売した初の乗用車「R360クーペ」。マツダ取引先の鋳造メーカー、坂本重工(広島市西区、坂本伸幸社長、082・292・7575)が製作した実物大の発泡スチロール模型だ。

マツダが17年、地元住民などを対象に開いたイベントに出品。坂本浩三常務は「ほかの取引先は部品のカットモデルなどを出品していたが、うちは鋳物を持って行くわけにもいかない。手がけているもので持ち込めるものを、と考えて製作した」と明かす。

同社の特徴は、鋳物の砂型を作る際に用いる実物大の製品模型を、通常の木型ではなく発泡スチロールで作る「フルモールド法」を採用していること。加工は内製化しており、お手の物。同じマツダサプライヤーで実車を持つ南条装備工業(広島市南区)の協力を得て採寸。車体は7分割し、タイヤとミラー、ドアノブも別に成形して接合、塗装した。

坂本常務によると、本業のプレス金型素材になる大きな鋳物の模型と比べると「これでも小さい」。「舞台セットなどにも応用できるのでは」と話す。コスモスポーツなどマツダのほかの名車を製作する構想もある。

(2018/1/25 05:00)

自動車のニュース一覧

おすすめコンテンツ

ゴム補強繊維の接着技術

ゴム補強繊維の接着技術

事例で解決!SCMを成功に導く需給マネジメント

事例で解決!SCMを成功に導く需給マネジメント

集まれ設計1年生!はじめての締結設計

集まれ設計1年生!はじめての締結設計

これで差がつく SOLIDWORKSモデリング実践テクニック

これで差がつく SOLIDWORKSモデリング実践テクニック

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

Journagram→ Journagramとは

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン