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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/7/13 14:00)
米テスラ電気自動車(EV)の購入者が受けてきた助成は、終わりが刻々と近づいている。
同社がウェブサイトで明らかにしたところによると、「モデルS」「X」「3」の購入者が受けられる7500ドルの連邦税額控除は来年、段階的に廃止される。購入インセンティブ縮小の水準に達した自動車メーカーはテスラが初めて。
税額控除制度は米国内のEV需要拡大を促してきたが、それでもEVが自動車市場に占める割合はわずか 1.1%にとどまっている。連邦政府の販売奨励策は、メーカーでの生産水準が高まり、コストが低下した時点で縮小するよう制度設計されている。インセンティブは、そのメーカーの米国内販売台数が20万台に達した2四半期後に3750ドルに半減し、さらにその2四半期後には消滅する。
テスラの広報担当は同社の米国納車台数が今月20万台に達したことを確認した。つまり、7500ドルの税額控除は12月31日までは全額維持される。だが、この制度に変更がなければインセンティブはその後減り、2019年末にはゼロになる。(ブルームバーグ)
(2018/7/13 14:00)