[ ICT ]
(2018/9/24 05:00)
携帯電話大手のソフトバンクは21日、スマートフォン端末を対象に4年契約を繰り返すことを条件に値引きする「4年縛り」の再加入条件を11月29日に撤廃する、と発表した。KDDI(au)も来年1月16日に撤廃する。公正取引委員会などからの是正要請を踏まえ、両社は8月に見直す意向を表明していた。
4年縛りは、携帯大手3社のうち、ソフトバンクとKDDIが米アップルのiPhone(アイフォーン)などを対象に導入していた。端末を4年間の分割払いで購入し、2年間使用した後に機種変更すると、残り2年分の支払いが免除される仕組みだが、新たに買う端末でも再び4年契約を結ぶ必要があった。この再加入の条件を撤廃する。NTTドコモは4年縛りを行っていない。
携帯各社は21日、アイフォーン最新機種を一斉に発売したが、条件の撤廃が間に合わなかった形。各社はアイフォーン新機種の実質負担が半額かそれに近い価格で購入できるプランの提供を始めたが、撤廃期日以降は4年の再契約を結ぶ必要がなくなる。新たに端末を買う場合に加え、既存の契約者も対象となる。(時事)
(2018/9/24 05:00)