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(2018/11/3 05:00)
【那覇】「第56回技能五輪全国大会」が2日、那覇市で開幕した。沖縄県での開催は初。開会式は奥武山公園陸上競技場(那覇市)で開かれた。屋外での実施で天候が心配されたが、曇天ながら比較的温暖な気候の下、予定通り式典が実施された。琉球空手の演武や太鼓を打ち鳴らす伝統芸能「エイサー」など、沖縄らしい演出で3日に始まる競技大会と出場選手を盛り上げた。
主催者の玉城デニー沖縄県知事は「技能を存分に発揮し、切磋琢磨(せっさたくま)して入賞に向けて取り組んでほしい」とあいさつ。「ちばりみそーりよー(頑張って下さい)」と方言でエールを送った。
選手宣誓では沖縄県選手団から、當山咲良選手(日本料理)と、同時開催する全国障害者技能競技大会(全国アビリンピック)の宮里政也選手(表計算)が登壇。玉城知事の前で健闘を誓った。
都道府県旗の入場でも両大会の代表選手がペアになり、壇上で誇らしげに旗を振った。技能五輪とアビリンピックの同時開催は2005年の山口大会以来。
技能五輪は沖縄県内14会場で、若年技能者約1300人が41職種(1職種は茨城県で実施済み)で技を競う。4日まで競技を行い、5日の閉会式で結果が発表され、成績優秀者の表彰がある。厚生労働省、沖縄県、中央職業能力開発協会が主催する。
(2018/11/3 05:00)