フレッシャーズ産業論文コンクール、堀場製作所・屋敷さんら表彰

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  経産大臣賞を受賞した屋敷さん（右）と、日本商工会議所会頭賞を受賞した片川さん

日刊工業新聞社は都内で「第４２回フレッシャーズ産業論文コンクール」（経済産業省・日本商工会議所など後援）の表彰式を開いた。一つの分野に特化した“専門地方都市”づくりを提言した堀場製作所の屋敷尚汰さんの「若者のはたらく場所」に経済産業大臣賞が贈られた。また女性の育児休暇に焦点を当てたエイチアンドエフの片川さやかさんの「花よりも花を咲かせる土となれ」に日本商工会議所会頭賞が贈られた。

相沢益男Ｉ部審査委員長（科学技術振興機構顧問）は「ダイバーシティーに真摯（しんし）に向き合っている姿勢が論文から伝わり、勇気づけられた」と講評した。橋本久義ＩＩ部審査委員長（政策研究大学院大学名誉教授）は「今後も文章を書き続け、仕事に生かしてほしい」と述べた。

受賞者を代表し、屋敷さんは「好きな場所で、やりがいのある仕事に就くことが、これからの理想の社会人像になると思う」と強調した。片川さんは「このテーマを座右の銘にして頑張りたい」と笑顔をみせた。

同コンクールの主題は「あすの社会、あすの企業、あすの私を考える」で、全国から計８１５編の応募があった。