機械設計10月号／空気圧機器・システムの製品・技術動向

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日刊工業新聞社が１０日に発売する月刊誌「機械設計１０月号」は「空気圧機器・システムの製品・技術動向」を特集する。空気圧機器・システムは自動車や半導体、食品などの工場で、組み立てや搬送などの自動化装置に数多く使われる。機械設計者にとって空圧設計は欠かせないスキルといえる。

特集では東京電機大学工学部先端機械工学科の藤田壽憲教授が総論を執筆し、近年注目されている空気圧機器・技術を紹介した。空気圧駆動を担う機器を「調質機器」「方向制御弁」「空気圧シリンダ」に分け、それぞれコガネイ（東京都小金井市）、ＣＫＤ、ＳＭＣが技術動向を解説した。

ＳＭＣは省エネ設計についても執筆。シリンダ駆動システムを取り上げ、省エネの評価方法や省エネ化のための基本的な手法、関連機器などを紹介した。また、ＩｏＴ（モノのインターネット）も取り上げ、ＳＭＣとフエスト（横浜市都筑区）が空気圧機器への適用例などを述べた。

技術トピックスとして空気圧制御技術の半導体製造装置や医療ロボットへの応用事例も掲載した。