プレス技術４月号／現場の「なぜなに」解決 新人のための物理と算数

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日刊工業新聞社が８日に発行する「プレス技術４月号」では「プレス現場の『なぜなに』を解決　新人のためのやさしい物理と算数」を特集する。プレス加工で起こる「割れ」や「しわ」などの不良を含めた、加工で起こるさまざまな現象を平易な物理学で説明。また「せん断荷重の計算」など現場で活用できる便利な「数式」を紹介し、具体的な計算の方法を示す。

解説は「基本」「金型・プレス機械」「せん断」「曲げ」「絞り」の五つに分かれ、新人が知っておくべき、プレス加工現場で役立つ「物理」の基礎知識と「算数」の具体的な計算手順を提示する。

プレス加工現場で「勘」と「こつ」は大きな武器だ。経験を基に加工時に起こりうる不良などのトラブルを予見し、量産を円滑に進めることができる。しかし、それらはベテラン社員の背中を見るだけではなかなか身に付かない。経験は浅くても「物理」と「算数」の知識でプレス加工の「理屈」を知ることで、条件が変わっても最適な加工速度や荷重、板厚を割り出し、柔軟かつ効率的な対応が可能となる。