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(2021/7/26 05:00)
コミュニケーション心がけ
(総合1から続く)前橋工科大学工学部システム生体工学科では、医療機器の技術開発の基本を学びました。センサーやマイコンを組み上げ、自分で心電図を製作しました。大学で学んだプログラミングの技術が今の仕事に役立っています。
ジーシーシーでは、自治体の業務を網羅するパッケージシステム「e―SUITE(イースイート)」に携わっています。住民サービスを支える基幹系システムと、財務会計や人事給与など内部情報系システムで構成され、高いセキュリティーが求められるものばかりです。顧客のもとに出向き要望に合わせた機能を提案するほか、運用に基づく新システムの導入をレクチャーなどを通じて支援します。今は新システムの開発が忙しくなり、データ移行作業が大詰めを迎えます。データをどのように表示し、入れてはいけないデータを見分けるなど大変な作業が続きます。
社会人になったばかりの頃、簡単にできると思っていた目の前の課題が思い通りにこなせず、自分の知識と経験の乏しさを痛感しました。大きな課題そのままに捉えず、細かく分解し、一つひとつ解決していくことが大事だと分かりました。また、不足しがちなコミュニケーションを意識的に取るように心がけています。言葉にせず、言わないで思い込んでいたことが、互いに認識がずれて失敗することがあります。これが起きると手戻りになり、スケジュールがずれ込んでしまいます。声をかけ、チャットやメールなどで細かくコミュニケーションを取るようにしています。
仕事以外の時間は筋トレや料理、買い物などいろいろとチャレンジをしています。社内のバスケットボール部にも所属し、運動を楽しみながら社内交流も深めています。(文・写真=群馬・松崎裕)
◇ジーシーシー プロジェクトマネジメント部 システムエンジニア主事 小河原麻未(こがはら・あさみ)さん
(2021/7/26 05:00)