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(2023/2/17 05:00)
20日に発売する日刊工業新聞社発行の月刊誌「工場管理」3月号では、「生産設備の自主保全~実践に役立つケーススタディ20~」を特集する。
コロナ禍やロシアのウクライナ侵攻の影響で、生産現場では「設備の修理部品が手に入らない」「設備業者に現地まで来てもらえない」など設備トラブルへの対応に伴う問題が顕在化しており、生産設備の「自主保全」の重要性が増している。特集では自主保全の実践に必要な知識やノウハウを紹介。設備の仕組みを理解し、設備トラブルの真因を追究して対策を講じ、再発を防ぐためのポイントや心構えなどを、実際のトラブル事例を通じて伝授する。
誌面で取り上げた医療機器メーカーのアルケア(東京都墨田区)の千葉工場(千葉市花見川区)では、約10年前から自主保全の強化に着手。50%程度だった設備保全の内製化率は95%を超え、故障による長期の稼働停止も起こらなくなった。自主保全の取り組みを通じて蓄積した知見は新規設備の選定・設計にも生かされ、工場全体の生産性向上につながっている。
(2023/2/17 05:00)