(2021/11/29 05:00)
「第18回/2021年超モノづくり部品大賞」では日本のモノづくりの競争力や産業・社会の発展に貢献する優れた部品・部材が受賞した。(総合1参照)
超モノづくり部品大賞
キャタラー社長・砂川博明氏
技術の結晶
今回受賞した燃料電池電極触媒はわが社が50年間培った技術の粋を集めて応用した結晶。貴金属粒子をカーボン内部に配置して電池性能を飛躍的に高めた。新規事業の柱として取り組んでいる。さらに高性能な次世代電極触媒や環境触媒の開発を推進する。
モノづくり日本会議共同議長賞
キヤノンメディカルシステムズ 迅速検査ソリューション事業推進部主席・東野一郎氏
QOL向上貢献
「免疫光導波路センサ」の開発から新型コロナウイルス向け抗原検査キットの製品化まで多くの課題と苦労があった。今後も多くの人の生活の質(QOL)向上のため、製品開発に取り組む。
ものづくり生命文明機構理事長賞
NECプラットフォームズエンベデッド事業部長・大須良二氏
世界にも発信
グループ一丸で長年かけて取り組んできた技術であり、受賞はとても光栄だ。事業拡大へのモチベーションも高まっている。これを励みに国内はもとより、日本発の技術として世界にも発信したい。
日本力(にっぽんぶらんど)賞
河西工業社長・渡辺邦幸氏
胸を張れる
5回目の挑戦で日本力賞を受賞できうれしく思う。自動車用内装材は地味な存在だが、今回は胸を張れるものができた。静粛性やリサイクル性が認められ、自社材料の応用品の好事例ができた。私も開発者も受賞を仕事の励みとしたい。
日本力(にっぽんぶらんど)賞
日本精工執行役・宮田慎司氏
強み生かせた
開発の方向性は小型化と軽量化。ボールネジと軸受の両方のメーカーである強みを生かし、一体型部品を開発した。ボールネジには循環部品が必要だがナット内径に循環部を成形し、部品点数を減らした。受賞を契機にさらに魅力をアピールしたい。
日本力(にっぽんぶらんど)賞
日立金属執行役常務・村上和也氏
医療機器に展開
受賞した医療用シリコーンケーブルの開発は、技術的な課題が多く開発期間が長期となった。非常に苦労したが、今回の受賞でその苦労が報われた思いだ。当社は医療分野を柱に据えて力を入れている。今後、さまざまな医療機器に展開していきたい。
日本力(にっぽんぶらんど)賞
NTN取締役執行役最高技術責任者(CTO)・江上正樹氏
トレンド先取り
賞をいただいた高速深溝玉軸受は、電気自動車やハイブリッド車のモーターの高速回転を支えている。市場トレンドを先取りした高機能商品の開発に努め、脱炭素社会の実現に貢献していきたい。
(2021/11/29 05:00)
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