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太陽光をコントロールする素材「SOLAMENT」が世界最大規模のテクノロジーの祭典「SXSW2024」に出展

(2024/3/7)

カテゴリ:商品サービス

リリース発行企業:住友金属鉱山株式会社

太陽光をコントロールする素材「SOLAMENT」が世界最大規模のテクノロジーの祭典「SXSW2024」に出展

アップサイクルブランドとコラボレーションした帽子など、次世代のアパレルプロトタイプを複数展示

住友金属鉱山株式会社(本社:東京都港区)は、現地時間3月10日から3月13日まで、アメリカ合衆国テキサス州オースティンで開催され、数十万人が参加する世界最大規模のテクノロジーの祭典「SXSW」(サウス・バイ・サウスウエスト)に、太陽光をコントロールする素材テクノロジー「SOLAMENT(R)」(ソラメント)を出展することをお知らせします。 SOLAMENTは、住友金属鉱山が国内外に特許を持つ近赤外線吸収ナノ微粒子を使った素材テクノロジーです。太陽光などに含まれる近赤外線を吸収し熱に変える機能を活かし、アパレルや農業分野などへの市場進出を強化しています。このたびのSXSWでは、より広くSOLAMENTの価値を伝えるため、帽子やスカーフなど新たなプロトタイプを展示するとともに、SOLAMENTの効果を実感できる体験ブースを設けます。


SXSW住友金属鉱山出展概要ページ: https://schedule.sxsw.com/2024/exhibitors/4783
SXSW公式ウェブサイト: https://www.sxsw.com/

SXSWでは、3つのプロトタイプを展示します。
1つ目は、「SHADE-LESS SUN HAT」。SOLAMENTがつばの部分の生地に塗布され、5℃から10℃の遮熱効果を見込めるハットです。アップサイクルブランド「PLASTICITY」とのコラボレーションにより、廃棄されたビニール傘を再利用した生地で作られています。
SHADE-LESS SUN HAT

2つ目のプロトタイプは、「BULK-LESS SOLAR SCARF」。農業用ネットの素材にSOLAMENTを組み合わせ、薄いのに暖かいスカーフを実現しました。
BULK-LESS SOLAR SCARF

3つ目は、「DOWN-LESS DOWN JACKET」。羽毛を一切使用しない空洞なダウンジャケットで、SOLAMENTを生地に塗布することにより、生地自体が発熱し、見た目からは想像できない暖かさを生みます。2023年秋に東京で開催されたJapan Mobility ShowでSOLAMENTブランドの第一弾プロトタイプとして制作され、海外での出展は初めてです。
DOWN-LESS DOWN JACKET

SOLAMENTは、素材の価値を高めるだけではなく、それまで必要であった素材や材料の省略を可能にし、サプライチェーン全体の材料効率の見直しにもつながります。今回のSXSWの展示も、通常はアパレルに使われない素材を組み合わせ、新しい可能性を提示することで、サステナブルな素材活用のあり方を考えるきっかけづくりを目指します。

(参考)
1.住友金属鉱山が手掛ける素材テクノロジー「SOLAMENT」
「SOLAMENT」は、太陽を意味する「Solar」と、素材を意味する「Element」を組み合わせた言葉です。日本語の「空(ソラ)」も言葉に込めて、空の下でさらに機能を発揮する素材であることを表現しています。また、ロゴは太陽光と原材料の六角形の結晶をモチーフにしたものに、コラボレーションを意味するXを重ね、可能性の広がりを表現しています。
SOLAMENTは高い機能性を持つだけではなく、それまで必要だった素材や材料を省略することが可能なため、サプライチェーン全体の効率化や、リサイクルのしやすさの効果も期待できます。プロトタイプはファッションデザイナーの津村耕佑氏がデザイン監修をしています。

「SOLAMENT」紹介ウェブサイト: https://crossmining.smm.co.jp/solament/




SOLAMENTがもたらす遮熱効果のイメージ

2.実証実験の結果
今回SXSWで展示するプロトタイプと同様の条件で、擬似太陽光を1分間照射しSOLAMENTが練りこまれた繊維と通常の繊維を比べたところ、遮熱では温度差マイナス10℃、発熱では温度差プラス27℃となりました。

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