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(2024/10/7)
カテゴリ:商品サービス
リリース発行企業:ESR株式会社
― 伊丹空港に至近 関西屈指の希少な物流拠点―
ESR株式会社(代表取締役:スチュアート・ギブソン、本社:東京都港区六本木 以下、ESR)は兵庫県伊丹市高台の「ESR伊丹ディストリビューションセンター」(以下、伊丹DC)が2024年9月30日に竣工したことをお知らせいたします。
「伊丹DC」は敷地面積16,986平方メートル (5,138坪)・延床面積29,999.68平方メートル (9,072坪)の地上4階建てマルチテナント型物流施設です。ESRの物流施設として全国で34件目、関西圏では5件目(※1) の竣工プロジェクトです。
「伊丹DC」は京都市から神戸市の消費地を結ぶ国道171号線に面しており、尼崎市と池田市を結ぶ県道13号線(尼崎池田線)にも近接しています。また、阪神高速道路11号池田線「池田IC」から3.5km、中国自動車道「中国池田IC」から4.3kmと、アクセスが非常に便利です。
さらに、国内物流のハブである大阪国際空港(伊丹)から約5km、車で15分の距離に位置しており、日本全国から2時間でアクセス可能な臨空都市の利点を最大限に活かせる拠点です。
このように「伊丹DC」は、充実した高速道路網と臨空の利便性を背景に、大阪市中心や北摂エリア、神戸市、京都市などへのラストワンマイル配送、関西圏のみならず日本全国への広域配送など、あらゆる物流ニーズに対応可能な関西圏屈指の希少な物流拠点です。
建物は耐震構造のボックス型で、1階の両面にトラックバースを備えています。トラックバースは北側は高床式、南側は低床式のハイブリッド仕様を採用しており、使い勝手の良いレイアウトが可能です。
また、大型車両と普通乗用車の出入り口を分けることで、安全性に配慮した出入庫オペレーションを実現しています。さらに、大型車両の待機スペースを8台分確保しており、効率的な物流運営をサポートします。
最小賃貸区画は約2,700坪で、1階を3区画に分け、2階から4階の各階1フロアを組み合わせた2層使いの仕様で、最大3テナントへ賃貸が可能です。各区画には、積載5トンの荷物用エレベーターと2基のダブルパレット専用垂直搬送機が備えられており、高い縦搬送能力を実現しています。床荷重は1階が2.5トン/平方メートル 、2階から4階が1.5トン/平方メートル で、梁下有効高は5.5m、柱ピッチは間口11.0m×奥行10.5mを確保しています。これにより、幅広いニーズに対応できる物流運営の汎用性と保管効率を重視した設計となっています。
1階南側 低床式
1階北側 高床式
倉庫(2階)
倉庫(4階)
ESRは「HUMAN CENTRIC DESIGN.」を基本理念に、弊社施設で働く「人」にとって快適で安全性の高い職場環境とサービスの提供に力を注いでおります。
建物のエントランス前にはスロープと優先駐車スペースを設け、館内にはバリアフリートイレなどバリアフリー設備を備え、車いすユーザーや障害のある方にも配慮しています。また、駐車場から直接アクセスできるドライバー専用の休憩室、トイレ、喫煙所を完備しております。
さらに「伊丹DC」では、周辺住民やそこで働く方々の利便性を考え、敷地の一部に屋根付きのバス待合所を新設しました。本停留所にはJR福知山線「伊丹」駅および阪急電鉄伊丹線「伊丹」駅から豊富な便数の路線バスが終日運行しています。
また、JR福知山線「北伊丹」駅から「伊丹DC」までは徒歩での通勤も可能です。
「伊丹DC」の周辺にはコンビニエンスストア、飲食店、量販店、商業施設が充実しており、働く人々にとって非常に便利な環境が整っています。さらに、大阪・神戸の衛星都市である伊丹市は、兵庫県内で人口密度が第2位を誇り、当該地から10km圏内には約100万人の生産年齢人口が居住しています。このため、入居企業にとっては雇用確保の面でも大きな強みとなる施設です。
新設したバス待合所
ドライバー専用休憩室、喫煙所、トイレ入口
ドライバー専用トイレ
エントランスホール
事務所
環境への取り組みとして、「伊丹DC」では、全館LED照明や環境配慮型照明システム、ヒートポンプ式空調、節水型衛生器具などを採用しています。これらの施策により、環境や省エネルギーに配慮した持続可能な物流施設としてCASBEE(※2) Aランクを取得しております。BELS(※3)5スター、ZEB(※4)の取得も予定されています。
建物の屋上には太陽光パネルを設置予定で、自家消費型太陽光発電設備の規模は約700kWを見込んでいます。さらに、景観の向上も目的に屋上緑化も取り入れています。
屋上緑化
また、ESRのプロパティマネジメントチームの専門知識を活かし、万全なセキュリティ対策や様々な災害対策を構築しています。入居企業やワーカーだけでなく、周辺住民の皆様にも安心・安全な施設環境を提供することを目指しています。
BCP(事業継続計画性)対策としては、非常用自家発電設備を備え、停電時でも、防災センター機能や倉庫の照明、荷物用エレベーター、フォークリフト用充電コンセントの一部、トイレなどが一定時間使用可能な保安用電源を確保しています。
当社は、地域社会との共存共栄も重要な責務と考えています。
雇用創出や環境改善を通じて、地域経済および社会の長期的な発展に引き続き貢献してまいります。
ESR 代表取締役 スチュアート・ギブソン コメント
「この度、兵庫県内で尼崎DCに続くプロジェクトとして『伊丹DC』が無事に完成し、大変嬉しく思います。伊丹DCを通じて、臨空都市であり、日本を代表する自動車製造や精密機器関連の企業が多く集まる伊丹市の地域経済・社会の発展に貢献してまいります。また、兵庫県内では日本最大規模のプロジェクトである『川西DC1』が来年5月、『川西DC2』が同3月に竣工予定であり、当社の関西圏ネットワークをさらに強化してまいります。」
< ESR伊丹ディストリビューションセンター 施設概要 >
■所在地:兵庫県伊丹市高台4丁目8-1
■敷地面積:16,986平方メートル (5,138坪) ■延床面積:29,999.61平方メートル (9,075坪)
■構造:地上4階建て /鉄骨造 耐震構造 ■工期:2023年10月1日~2024年9月30日
■設計:株式会社塩浜工業東京本社一級建築士事務所 ■施工:株式会社塩浜工業
■アクセス:【車】 阪神高速道路11号池田線「池田IC」より3.4km/中国自動車道「中国池田IC」より4km
【電車】JR福知山線「北伊丹」駅より1.4km(徒歩17分)/阪神電鉄伊丹線「伊丹」駅1.7km(バス6分)
■大阪国際空港(伊丹)5km/大阪市中心部20km/神戸港33km
< ESR伊丹ディストリビューションセンター 所在地 >
※1 レッドウッド南港DC1、レッドウッド藤井寺DC、レッドウッド南港DC2(他社に売却済)、ESR尼崎DCに次ぐ竣工
※2 CASBEE(キャスビー):国土交通省が主導する(財)建築環境・省エネルギー機構内にて開発が進められている、建物の環境性能および建物以外の環境性能を総合的に評価・格付けする建築環境総合性能評価システム
※3 BELS(ベルス):(一社)住宅性能評価・表示協会が運用する建築物の省エネ性能について5 段階で評価・認定する制度
※4 ZEB(ゼブ):一次エネルギー年間消費量を50%以上削減し、再生可能エネルギーを含めて100%以上削減した建物
<ESRについて> www.esr.com/jp
ESRはアジア太平洋地域で最大規模、かつ世界トップクラスの不動産アセットマネジメント会社であり、物流施設、データセンター、インフラ、再生可能エネルギーへの投資・開発・ファンドマネジメントを行っています。日本、中国、韓国、インド、東南アジア諸国、オーストラリア、ニュージーランド、ヨーロッパで事業を展開しています。
日本法人であるESR株式会社は、「HUMAN CENTRIC DESIGN.」を基本理念に掲げ、首都圏、中京圏、関西圏そして九州において、働く人々にとって快適で環境に配慮した物流施設とデータセンターの開発・運営に注力しています。これまでに、日本最高層の9階建て「ESR東扇島ディストリビューションセンター」を含む34棟の物流施設と、初のデータセンター「ESR南港OS1データセンター」を竣工し、複数のプロジェクトが進行中です。
「持続可能な未来のための空間と投資ソリューションを提供する(Space and Investment Solutions for a Sustainable Future)」というパーパスのもと、時代の変化とニーズに応じた施設の開発と多角的な投資戦略を通じて、不動産市場に新たな価値をグローバルな視点から提供し続けています。ステークホルダー皆さまと連携し、企業価値の向上を図りながら、社会と経済の持続可能な発展に寄与することを目指し、不動産市場の未来を切り拓いてまいります。
なお、ESRグループリミテッドは香港証券取引所に上場しております。(SEHK証券コード:1821)
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