企業リリース Powered by PR TIMES
PR TIMESが提供するプレスリリースをそのまま掲載しています。内容に関する質問 は直接発表元にお問い合わせください。また、リリースの掲載については、PR TIMESまでお問い合わせください。
(2018/3/19)
カテゴリ:イベント
リリース発行企業:株式会社KADOKAWA
株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松原眞樹)は、小・中学生を対象とした児童書レーベル「角川つばさ文庫」を発行しています。今年、創刊10周年を迎えた「角川つばさ文庫」では、感謝の気持ちを込めて、3月15日より数々の特別記念企画を実施いたしております。
また、毎年、多くの人気シリーズが生まれており、こども部門にも毎回優秀な作品を多数お寄せ頂いている「角川つばさ文庫小説賞」の第6回受賞作品が決定いたしましたので、あわせてご案内申し上げます。
「角川つばさ文庫」では、これからも読者の皆様に楽しんでいただける作品を続々とお届けしてまいりますので、引き続きご注目ください。
角川つばさ文庫 10周年企画 概略
1. 豪華読者プレゼントキャンペーン開催!
作家イベントへのご招待、全員プレゼント、限定グッズ等、春・夏・秋・冬の4回でプレゼントが変わる!
Wチャンスとして、オリジナル図書カードをプレゼント!
2. 人気シリーズのコラボレーション!
『いみちぇん!』×『1%』のコラボ小説が刊行!
3. 公式ホームページ リニューアル!
読者の皆様にもっとよく知ってもらい、楽しんでいただけるページにリニューアル!
4. つばさ文庫のLINE@がオープン!
つばさ文庫のLINEキャラクター「つばくま」ちゃんからメッセージが届きます!
5. 特別版「キラキラカバー」バージョンが登場!
春・夏などのフェアで人気タイトルがキラキラに!
「第6回 角川つばさ文庫小説賞」受賞作品概要
【一般部門 金賞・特別賞受賞作品概要】
《金賞》「オバケがシツジの夏休み」田原答さん
◆あらすじ
ある夏、小学5年生の眠田涼がお母さんの田舎へと遊びに行くと、裏山のお社で空飛ぶでっかい米粒のようなナゾの生き物に遭遇する。その米粒がバァちゃんの家までついてきてしまって焦っていると、バァちゃんが「お前もオバケが見えるようになったんだよ。せっかくだからしつけてごらん」と言ってきた!はちゃめちゃばかりやらかすオバケの「シツジ(執事)」のおかげで、涼の夏休みは大変なことに…!
◆受賞のことば
受賞のご連絡を頂いたときは驚きのあまり、まるで実感がなかったのですが、今こうしてこの場に立たせて頂いたことで、改めて胸に喜びがあふれています。実は一時はもう書くことをやめよう、と思っていたことがありました。しかし、今はやっぱり書き続けていて良かったなと、そしてやっぱり書くことは楽しくて素晴らしいことだと心より感じています。これからも書き続けることで、これまで私を支えてくださった全ての方々に少しでも恩返しができ、そして一人でも多くの方に喜んでいただければと願ってやみません。
《特別賞》『エスパー部へようこそ』 ひのひまりさん
◆あらすじ
雪野珠子は中学一年生。親友のさつきは、友達思いでマジックが得意なしっかり者だ。ふたりは手品部に入ろうとするが、入部テストで珠子だけが合格してしまう。実は手品部の部員は、全員ささやかな超能力を持つエスパーだった! 「キミはとても強力なエスパーだが、まだ力が目覚めていない」と告げられた珠子は、戸惑いながらも、さつきの入部許可を得るために、部員たちの難題に挑戦していく!
◆受賞のことば
初めて作品をコンクールに投稿したのは、小学3年生の頃だったと記憶しています。漠然と作家を目指し始めたのは中学生の頃です。当時の日記を見れば、小説家になりたいな、作家になれたらいいな、という呟きがあちらこちらに残っています。100人以上の生徒の前で、私の夢は小説化になることです、とスピーチしたこともありました。その夢が、「第6回角川つばさ文庫小説賞」特別賞という素晴らしい形で叶い、こうして新たな一歩を踏み出すことができました。本当に大変なのはここからかもしれません。しかし、夢のためなら怖いことなど何もないとこの胸は勇気で満ちています。
【一般部門 選考委員 選評】
あいはらひろゆき 様 作家。著書に「くまのがっこう」「がんばれ!ルルロロ」「クローバーフレンズ」など。
今年も力作が数多く応募され、楽しく読ませて頂きました。厳正な選考を行いましたが、残念ながら大賞は該当作なしという結果になりました。その中で、今回金賞に輝いたのが田原答さんの「オバケがシツジの夏休み」でした。この作品の魅力は、なんと言っても登場人物たちがとてもユニークで輝いているという点です。軽妙な会話のやりとりも楽しく、キャラクターを引き立てています。ヒットシリーズとして作品が育っていくためには、まず何よりキャラクターの魅力が重要になります。魅力的なキャラクターは作品全体を輝かせ、ストーリーに厚みを与えてくれます。この作品は、キャラクターを描く作者の高い力量を感じさせてくれるものでした。続いて特別賞に輝いたのは、ひのひまりさんの「エスパー部へようこそ」でした。特別賞という賞は「作家としての可能性と才能を評価して与える賞」ということで、過去の応募作の内容なども踏まえ、ひのさんの将来性に期待して贈った賞です。登場人物たちの心の交流が感性豊かに描かれている秀作ですが、強引すぎるストーリー展開が悔やまれます。
宗田 理 様 作家。代表作『ぼくらの七日間戦争』。「ぼくら」シリーズは角川つばさ文庫でも大人気。
「オバケがシツジの夏休み」は発想がユニークで、田舎の情景もうまく書けていたのがよかった。オバケのシツジのキャラクターもおもしろかった。また、「エスパー部へようこそ」は筆力といいテーマといい、惹きつけるものはあったものの、後半の展開に無理があった。そのために作品としては選ぶことができなかったが、前回応募作もあわせてコンスタントに力を発揮できる作者だと思ったので、その才能に期待して特別賞に推薦することにした。
少年・少女小説は読後感が大切だ。「ああおもしろかった」と読者に思わせるためには、謎やサスペンス、ユーモア、意外性、魅力的なキャラクター作りなどに苦心を重ねて、書き上げることが必要だ。
最近の応募作にはうまい作品が多くなってきたが、それだけではもの足りない。破綻を恐れず、冒険してほしい。
本上まなみ 様 女優、タレントとして活躍する他、エッセイや絵本などの著作も多数。
ハラハラどきどきさせてくれる冒険小説「オバケがシツジの夏休み」を金賞に選びました。こんな体験、してみたい!うんと怖いオバケや(こちらに迫ってくる描写が素晴らしい)、ワガママオバケの登場にわくわくさせられました。親元を離れて過ごす解放感もありつつ、自分の家や小学校生活とは違う、祖父母の日常や習慣に右往左往する主人公涼くんがかわいかった。年を重ねた人には多かれ少なかれ「オレの流儀」ってあるものですよね(私の祖父は14人の孫から〈頑固の王様=ガンキン〉と密かに呼ばれていたことを懐かしく思い返しました)。大騒動をきっかけに祖父母と孫の関係がさらに深まる、夏休みらしさ満点の楽しい作品でした。
特別賞はひのひまりさんへ。前回今回と最終選考に残った作品、共通しているのは登場人物たちの心の機微が繊細に丁寧に描かれていることです。家族や友だち同士といった大切な関係にヒビが入ったとき、どうやって乗り越えるのか。作中で交わされる言葉、起こす行動のひとつひとつが印象に残ります。互いにかけがえのない存在なのだと再認識し合う主人公たちの内面の成長は、読む者にとっても豊かな実りだと感じました。人物に物語を引っ張る力が十分にあります。構成をシンプルにされるとより良くなると思います。
【こども部門 グランプリ受賞作品 概要】
《グランプリ》「ねずみの水晶玉」 矢吹 優奈さん(小学3年)
◆あらすじ
ある晴れた日、ねずみのネズが散歩をしていると、川のあさせで何かきらめく物が落ちていました。持って帰って近所のリスじいさんに聞いてみると、それは占いができる水晶玉でした。占いのやりかたを知らないネズは、物知りはかせのチュウをたずねます。やさしいチュウはかせは、「水晶玉で占う前にする大切なこと」を教えてくれました。占いができるようになったネズは、さっそく占いのお店を開きます。すると、悩みをかかえた森の仲間がつぎつぎやってきて……!? ネズの占い屋、本日開店です!!
◆受賞のことば
わたしには、小さいころからあたり前に「ゆうたんワールド」がありました。わたしは小さい頃から色んな体験をしていて、今では毎月のようにキャンプに参加しています。公園で拾った小さなとう明なビーズからこの話は生まれました。とびきりの「ゆうたんワールド」をたくさんの人に読んでもらいたいです。そして、将来は宗田先生のように元気で長生きな作家になりたいです!
《グランプリ》「飽食時代」 綾星 鳴夏さん(中学3年)
◆あらすじ
物語は、大統領の重大発表からはじまります。プラスチックごみの削減に乗り出した「N国」は、プラスチックを食べることを「義務化」する法律を公布したというのです。はじめは抵抗していた国民も、じょじょに食生活を変化させていき、おいしい調理法も次々と生み出され、その一方で、野菜をまったく食べない時代がやってきたのです。N国はプラスチックごみの増加に悩んでいたのに、ついには野菜の処理に手を焼くようになりました。
◆受賞のことば
小学6年生からこの賞を送りつづけ、作品集に全文掲載していただくのがそのときからの夢だったので、最後の最後に叶って幸せです。新聞でプラスチックの廃棄量が増加したという記事と、食糧問題が今後深刻化していくという事を本で読み、この2つを合わせたら面白そうだと思い、この作品を書きました。将来は外交官になりたいです。
【こども部門 選考委員 選評】
「ねずみの水晶玉」は、お話がよくまとまっていて、するすると読むことができました。各場面がこまかな様子までよく書けています。「フサフサの大きなしっぽをいきおいよく立て」や「ブラシに朝つゆをたっぷりつけて」など、かわいらしい表現もとても上手です。リリのあまくておいしいさくらの花、ミズキさんのチーズクリームパン、ササキさんの大きなはちみつのパンケーキなど、食べものがとってもおいしそうなのも魅力的! 何もかもがかわいらしく、ギュッとだきしめてあげたいお話でした。
「飽食時代」は、ごみの削減のために、プラスチックを食べてしまうとは、ユニークな発想ですね。300年の時間の経過をとても上手に描いています。「もしかしたら、現実に起こりうるかもしれない」と思わせながら、スピード感を持ってストーリーが展開していく構成がすばらしいです。また、長らく社会が抱えている食やゴミの問題、人間のエゴや愚かしさに対し、皮肉を込めた表現が秀逸です。世界に疑問符をもってむきあっていく姿勢を、文章から感じました。
角川つばさ文庫小説賞とは
「角川つばさ文庫小説賞」は、小・中学生のこどもたちにもっと読書を楽しんでもらいたい、という願いを込めて2011年9月に創設された小説賞です。
◆一般部門 角川つばさ文庫での出版を前提としています。
1ページ40字×28行の縦書きプリントアウトで70ページ以上100ページ以内。
角川つばさ文庫に収録するにふさわしい、エンタテインメント作品を募集。9~13歳の児童を読者と想定。
ジャンル不問。未発表、未投稿のオリジナル作品に限定。未完の作品は選考対象外。
◇賞の種類 : 大賞=正賞:盾 副賞:50万円、金賞=正賞:賞状 副賞:30万円、銀賞=正賞:賞状 副賞:10万円
◇応募資格 : 年齢不問、プロ・アマチュア不問
◆こども部門 こども部門の受賞作品の刊行予定はございません。
小・中学生であるお子さん自身が、書きたい!読みたい!小説を募集。
400字詰め原稿用紙30枚以内。ジャンル不問。応募は1人1作品まで。未発表、未投稿の作品に限定。
◇賞の種類 : グランプリ=正賞:賞状 副賞:図書カード1万円、入賞=正賞:賞状 副賞:図書カード1千円
◇応募資格 : 中学3年生以下
◆第7回 応募受付期間 2018年7月1日(日)~8月31日(金)(当日消印有効)
◆公式ホームページ http://www.tsubasabunko.jp/award/
角川つばさ文庫 10周年企画概要
1. 応募券2枚で豪華プレゼントがあたる!角川つばさ文庫10周年キャンペーン!
感謝の気持ちを込めて、春・夏・秋・冬 の4回に分けて、プレゼントキャンペーンを実施!詳しい応募方法、「角川つばさ文庫」公式サイト、もしくは商品に巻かれた10周年キャンペーン帯をご確認ください。応募券は年間共通で、応募時期によってプレゼントが変わります。
Wチャンスとして、抽選で200名様に角川つばさ文庫オリジナル図書カードをプレゼント!
【キャンペーン期間・プレゼント内容 】
・春: 大人気作家に会えるイベントに抽選で100組をご招待! 2018年03月15日~2018年06月14日
・夏: つばさ文庫スペシャル・ブックカバーを全員プレゼント! 2018年06月15日~2018年09月14日
・秋: 人気作家のサイン直筆色紙を抽選で100名様にプレゼント! 2018年09月15日~2018年12月14日
・冬: 人気シリーズ秘密公開ノートを抽選で100名様にプレゼント! 2018年12月15日~2019年03月14日
東京会場:
『怪盗レッド』秋木真先生/『いみちぇん』あさばみゆき先生/『こちらパーティ編集部っ!』深海ゆずは先生
兵庫会場:
『1%』このはなさくら先生/『恐怖コレクター』 鶴田法男監督・佐東みどり先生/『こわいもの係』床丸迷人先生
2. 人気シリーズのコラボレーション!
『いみちぇん!』×『1%』のコラボ小説が刊行!作品をこえた大冒険を見逃すな!
3. 公式ホームページ リニューアル!
人気作品や新シリーズの作品紹介プロモーション・ビデオページも新設してパワーアップ!
「角川つばさ文庫」を読者の皆様にもっとよく知っていただき、より楽しんでいただけるホームページにリニューアルしました。
4. つばさ文庫のLINE@がオープン!
つばさ文庫のLINEキャラクター「つばくま」ちゃんからメッセージが届きます!
友だち検索ID : @tsubasabunko
5. 特別版「キラキラカバー」バージョンが登場!
つばさ文庫の人気タイトルがフェア限定でキラキラカバーの特別仕様に!
3月15日からの第1弾では、『四年霊組こわいもの係』『1%』『怪盗レッド』が登場!
角川つばさ文庫とは
2009年3月創刊。「次はどんな本を読もう?」そんな子どもたちの「読みたい気持ち」を応援する、KADOKAWAが発行する児童文庫レーベル。KADOKAWAの持つコンテンツや読者を楽しませるノウハウを子どもたちのために駆使し、青春、冒険、ファンタジー、恋愛、学園、SF、ミステリー、 ホラーなど幅広いジャンルの作品を刊行しています。 レーベル名には、物語の世界を自分の「つばさ」で自由自在に飛び、自分で未来をきりひらいてほしい。本をひらけば、いつでも、どこへでも・・・そんな願いが込められて います。主な作品に『ぼくらの七日間戦争』『新訳 ふしぎの国のアリス』『怪盗レッド』『五年霊組こわいもの係』シリーズなど。毎月15日発行。
◆公式ホームページ http://www.tsubasabunko.jp
第6回 角川つばさ文庫小説賞 受賞作品一覧
※児童文庫レーベルトップシェア。公益社団法人 全国出版協会・出版科学研究所調べ
企業プレスリリース詳細へ
PRTIMESトップへ
※ ニュースリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。