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[ 機械 ]
(2016/5/9 05:00)
NTNは小型電気自動車(EV)向けインホイールモーターシステムを開発した。車の足回りを構成するサスペンション、ブレーキともに既存の小型車の構造が生かせ、次世代EVの開発推進につながる。2020年頃に車メーカーが発売する新車での採用を狙う。同社のEV事業の売上高は15年度で数十億円とみられる。EVの主力になる小型車向け製品の投入などで25年度に300億円を目指す。
インホイールモーターシステムは各駆動輪近くに駆動用モーターを配置するEV用システム。開発したシステムは平行軸歯車式減速機と外輪回転ハブの組み合わせで、車輪軸とモーター軸をずらし、17インチホイール幅内に構成部材が収まる設計にした。同社の従来システムはモーターと減速機、ハブが同軸で一列に並び、17インチホイールでは大きくはみ出ていた。
開発したシステムは、小型車に多いストラット式サスペンションがそのまま使える。同社の従来システム...
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(2016/5/9 05:00)
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