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[ エレクトロニクス ]
(2016/7/6 05:00)
(ブルームバーグ)英国の欧州連合(EU)離脱選択に伴う影響が米 アップルの新たな悩みの種になりつつある。
シティグループ・グローバル・マーケッツのアナリスト、ジム・ スーバ氏によると、英国民投票後の景気減速や為替変動がアップル製品の需要鈍化の一因になっている。EU離脱という投票結果により、「iPhone(アイフォーン)」の買い替え頻度が落ちているといったより広範な課題が浮き彫りとなっている。こうした見通しが早期に改善する公算は小さく、スーバ氏はアップルの業績が市場予想を下回るとみている。アップルの決算は26日に発表予定。
スーバ氏によれば、アイフォーンの買い替えサイクルが2013年の24カ月から16年には28カ月に長期化しており、最終的には36カ月へとさらに延びる可能性がある。
こうした影響はアップル製品に部品を供給するサプライヤー網にも波及しつつある。今後発売される「アイフォーン7」の需要は鈍くなる見込みで、パシフィック・クレスト・セキュリティーズは5日、アップルのサプライチェーンに入っているシーラス・ロジックやスカイワークス・ソリューションズ、クアルコムなどの半導体企業の業績見通しを軒並み引き下げた。
原題: Apple’s Results May Be Hit by Brexit Economic Fallout, Citi Says(抜粋)
(2016/7/6 05:00)