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[ 化学・金属・繊維 ]
(2016/8/12 05:00)
新日鉄住金は粗鋼生産の減産を解除し、7―9月期に定常生産に戻す見通しを明らかにした。生産量は四半期で1120万トン程度(単体)を想定する。四半期ベースでの1120万トンは2014年10―12月期以来の高さとなる。今後、市況改善や需要増により経済性が見込めれば、さらに増産する方針だ。
定常生産は工場がほぼフル稼働し、一定の利益を出せる最適な水準。同社は在庫調整を目的に、生産量を15年4月から定常比1割減とし、その後も低水準の生産が続いていた。
16年10月以降の下半期については「不確定要因が多いため、上半期(16年4―9月期)と同じ粗鋼生産量で仮置きした」(栄敏治副社長)とし、9月に正確な生産計画を立てる。現時点では国内の自動車、建築向けの需要回復が見込め「期待として国内は少し増える」(同)ことから、7―9月期並みの生産水準を継続できそうだ。
7―9月期の生産量1120万トンは、14年...
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(2016/8/12 05:00)
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