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[ 自動車・輸送機 ]
(2016/9/21 05:00)
(ブルームバーグ)エアバッグのリコール問題を抱える タカタの経営再建に向けた出資者(スポンサー)選定で5陣営が応札したことが、事情に詳しい関係者への取材で分かった。
未公表情報を理由に匿名で話した関係者によると、応札したのは米投資ファンドのKKRのほか、エアバッグメーカーのオートリブや、中国部品メーカー傘下で米自動車部品のキー・セーフティ・システムズ(KSS)、米自動車部品メーカーのフレックス・エヌ・ゲート。また、タカタにインフレータ(膨張装置)を供給しているダイセルと米投資ファンドのベインキャピタルの連合も応札したという。
タカタ広報担当の菱川豊裕氏はコメントを控えた。タカタ支援に5陣営が応札したと、日本経済新聞が先に報じていた。
タカタ株は連休明けの20、21日と続落。21日は一時、前日比4.6%安の357円となった。タカタは10月までにスポンサーを2陣営程度に絞り込んで最終選考に向けた手続きを進める見通しで、法的整理も選択肢として 浮上している。関係者によると、タカタは9月27ー29日にかけて、自動車メーカーを対象に説明会を開く。
タカタが2月に設置した外部専門家委員会は財務アドバイザーに米ラザードを起用し、スポンサーを募っていた。
原題: Takata Said to Receive Five Bids With KKR, Autoliv Among Suitors(抜粋)
(2016/9/21 05:00)