[ 政治・経済 ]
(2016/11/12 08:30)
(ブルームバーグ)複数のトレーディング会社がより高速のデータ伝送ネットワークをシカゴと東京間に構築することで合意したと、事情に詳しい関係者が明らかにした。これにより世界的な金融中心地に数えられる両都市間の取引がより活発になるとみられる。
合意が非公開だとして匿名を条件に述べた関係者によると、IMC、ジャンプ・トレーディング、KCGホールディングス、オプティバー、タワー・リサーチ、DRWのビジラント部門、バーチュ・ファイナンシャル、XRトレーディングなどが合弁事業「ゴー・ウエスト」を立ち上げた。ゴー・ウエストの代表者はコメントを拒否した。
ゴー・ウエストは既存の無線タワー、光ファイバー、海底ケーブルで構築されるという。同関係者はグループ外の企業からのアクセスは2017年から可能だと述べ、全てのトレーダーに公平な環境を作るとともにネットワーク構築にかかるコストを共有する狙いがあると加えた。
原題: Traders Said to Plan Supercharged Chicago-to-Tokyo Network (1)(抜粋
(2016/11/12 08:30)