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[ エレクトロニクス ]
(2017/1/7 07:30)
【米ラスベガス=錦織承平】パナソニックと冷蔵ショーケース事業を展開する米子会社のハスマン(ミズーリ州)は、二酸化炭素(CO2)を冷媒に使った冷蔵ショーケースとショーケースの遠隔管理システムを共同開発する。ハスマンのティム・フィギィ最高経営責任者(CEO)が「24カ月以内の発売を目標にしている」と明らかにした。パナソニックが得意なCO2冷媒と遠隔監視技術を生かし、北米市場に合った製品を開発する。
パナソニックは環境負荷の低いCO2冷媒製品を国内外で販売しているが、北米市場に比べると小型の製品が多い。ハスマンはパナソニック製品をベースに北米の大規模店舗向けに大型化した製品を発売する。同じくパナソニックが展開している遠隔監視システムの技術を応用して、北米向けの遠隔監視システムも開発する。
ハスマンはパナソニックが2016年に買収した冷蔵ショーケースメーカー。同市場で北米2位のシェアを持つ。両社が共同開発製品を投入するのは初めて。省エネルギー性能が高く、環境負荷が低いCO2冷媒製品を投入し、北米市場でのシェア拡大を図る。
(2017/1/7 07:30)