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[ 自動車・輸送機 ]
(2017/2/4 14:00)
欠陥エアバッグのリコール(回収・無償修理)問題に揺れるタカタを支援するスポンサー企業の選定で、米自動車部品会社のキー・セイフティー・システムズ(KSS)が最有力になったことが4日、分かった。
2016年に中国の寧波均勝電子の傘下に入ったKSSは、エアバッグの分野では世界トップ3を追う中堅メーカー。投資ファンドなどとともにタカタの再建支援に名乗りを上げていた。
KSSは裁判手続きで再建を進める「法的整理」を含めた支援策を検討している。タカタはこれまで、リコール費用を肩代わりしている自動車メーカーなどとの話し合いで債務の減免に応じてもらう「私的整理」での再建を強く主張しており、今後、難しい選択を迫られる。
タカタは再建計画案の策定を依頼した弁護士らによる「外部専門家委員会」を通じてスポンサー候補を選考。エアバッグで4割の世界シェアを握る最大手のオートリブ(スウェーデン)も有力広報だが、2割のシェアを持つタカタと連携すれば独占禁止法上の問題が生じる。専門家委は、オートリブによる支援は困難と判断したもようだ。(時事)
(2017/2/4 14:00)