[ ICT ]
(2017/3/8 19:30)
【ロンドン時事】英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)は8日、ソフトバンクグループが昨年買収した英半導体設計大手ARM(アーム)ホールディングスの株式の約25%を、IT投資のため設立する「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」に移す方向で検討していると報じた。目標に掲げた1000億ドル(約11兆円)の資金調達を達成するのが狙いだとしている。
同紙によると、150億ドルの出資を協議しているアラブ首長国連邦(UAE)アブダビの政府系投資グループが半導体投資に関心を持ち、ソフトバンクに対してアーム株をファンドに移管するよう求めている。
ファンドにはソフトバンクが250億ドル、サウジアラビアの政府系ファンドが450億ドル、米アップルが10億ドルの出資を計画。アブダビが加われば、目標に向け前進する。
(2017/3/8 19:30)