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[ 科学技術・大学 ]
(2017/4/3 05:00)
「隣の芝は青く見える」という格言があるが、これはある意味で真実だ。視点と角度が違うため、上から見れば太陽光の反射が強くて白っぽく見え、横からなら芝本来の緑が見える。
慶応義塾大学の杉浦裕太助教は、この原理を使えば絵を描けると考え、人工芝の芝目を変えて、“絵”を描く装置を開発した。絵の画素ごとにブレードが上下し、芝を逆なでる。「芝目を直せば簡単に消せる。学校や公園、スタジアムの芝生が巨大なキャンバスになる」。
東京五輪・パラリンピックの試合ハイライトや観光客へのウェルカムメッセージ。芝の陰影は主張が弱く、忙しい人にはなかなか気づかれない。心に余裕のある人への特別なメッセージにもなる。「砂利や雪、砂浜にも応用できる。“枯れ山水2.0”として日本の新しい文化にしたい」。(随時掲載)
(2017/4/3 05:00)
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