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(2017/4/18 05:00)
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■解説:ファナック、フィールド・システム向けアプリ4種開発 9月末に配信 (4/12)
同じようなタイミングで、独シーメンスの日本法人もクラウドベースの産業用IoT(モノのインターネット)基本ソフト(OS)「マインドスフィア」について、日本向けにベータ版(正式リリース前のテスト版)の提供を始めると4月10日に発表した。シーメンスは幅広い産業への普及を目指しているため、シーメンスとファナックとでターゲットとする市場が完全に重なるわけではないが、生産設備向けIoTでは競合することになるだろう。
いずれにしても、産業用IoTの共通基盤が整うことで、生産の効率化や故障予知といった個別機能のアプリが開発しやすくなるだけでなく、アプリそのものの流通まで促進されることは間違いない。これは、かつてのパソコンや現在のスマートフォンと同じように、産業用IoTでも新たなエコシステム(繁栄を支える生態系)が登場することを意味する。産業用IoTの市場が活性化すると同時に、企業の壁を超えた産業設備・システムの全体最適も進んでいきそうだ。
(2017/4/18 05:00)