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(2017/6/27 05:00)
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6位 革新機構、東芝メモリ株 過半取得 韓国サムスン電子に対抗
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■解説:革新機構、東芝メモリ株 過半取得 韓国サムスン電子に対抗(6/22)
結局、東芝メモリ売却での優先交渉先が日米韓連合に決まった。東芝の協業先でもあるウエスタンデジタルが今後どう出るかといった波乱要因はあるにしても、とりあえず第1ラウンドは、技術流出を警戒した経済産業省のシナリオ通り。韓国のSKハイニックスは出資するものの、議決権は持たない。
さすがに国内企業に出資を要請する「奉加帳」が時代遅れに映ったのは否めない。それ以上に残念なのは、伸び盛りの半導体事業に関心を示せない、リスクを取れない国内企業の姿だ。
クラウドサービスが本格化し、データセンターの外部記憶装置がハードディスクからフラッシュメモリーに今後置き換わるのが確実なのに加え、人工知能(AI)や自動運転車、IoT(モノのインターネット)のように中期的に半導体需要を押し上げる材料には事欠かない、のにだ。
対照的なのは機を見るに敏なソフトバンクグループ。半導体がモバイル、IoTの中核になると見て、約1年前に英ARMを巨額買収し、今年に入ってからはGPUで飛ぶ鳥落とす勢いの米エヌビディアの4位株主にも躍り出た。ことARMについては、高値掴みとの指摘もあるにはあるが、攻めの姿勢が際立っている。
(2017/6/27 05:00)