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(2017/6/9 05:00)
東京・有明の東京ビッグサイトで開催中の「スマートファクトリーJapan2017」(日刊工業新聞社主催)内で、人工知能(AI)とロボットを主題に公開討論会が開かれた。菅原郁郎経済産業事務次官、辻井潤一産業技術総合研究所人工知能研究センター長、タレントでアンタレス(東京都渋谷区)社長の黒田有彩氏らが登壇。AI、ロボットが世を変えつつあることを踏まえ、日本が向かうべき方向性などについて議論した。
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菅原次官は鉄腕アトムやドラえもんを例に出し、「日本人はAIやロボットというと身近にいて助けてくれる存在をイメージする。欧米とは真逆の感覚だ」と指摘。辻井センター長も「AIやロボットをあまり人と対立的にとらえないのが日本の特徴」とこれに同調し、社会への導入で世界をリードすべきという意見で一致した。
また、菅原次官は「少子高齢化が進む日本は、AIやロボットを使わざるを得ない国として世界から注目されている」「課題であると同時に大きなチャンスだ」と日本の可能性を強調した。
このほか、黒田氏は映画「インターステラー」で描かれるAIロボット「ターズ」に言及し、「宇宙飛行士は地上の人と連携して任務を果たすが、(映画のように)もっと遠い宇宙に行くようになれば、AIとの協力が不可欠になるのでは」と持論を展開した。
末松広行経産省産業技術環境局長が進行役、ファッションモデルで2017ミス日本みどりの女神の野中葵氏が総合司会を務めた。
(2017/6/9 05:00)
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