[ 政治・経済 ]
(2017/6/24 09:00)
【ワシントン時事】トランプ米政権高官は23日、東芝傘下で破産手続き中の米原発子会社ウエスチングハウス(WH)がインドで計画している原子炉建設を後押しする意向を表明した。26日のトランプ大統領とモディ印首相の首脳会談を前に記者団に語った。
米印両政府は昨年6月の首脳会談で、WHがインドに原子炉6基を建設することで基本合意。今年6月までに最終契約を締結することを決めた。しかし、WHは3月末に米連邦破産法の適用を申請。資金調達などに不透明感が出ている。
米政権高官はWHの建設計画の進展に強い関心があると表明し、「WHとインド側の協議を支援する」と語った。WHの事業再構築の行方は東芝の経営再建にも影響を与える可能性がある。
(2017/6/24 09:00)