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[ 医療・健康・食品 ]
(2017/7/13 05:00)
アドバンテストは人の皮膚内部の真皮部分にある血管網を非接触で高精度に3次元(3D)画像にする技術を確立した。光超音波と一般的な超音波の測定技術を組み合わせることで、皮膚のどの程度の深さに血管があるか特定できるようにした。従来は血管の位置を推定できていなかった。病気の診断や美容用途などに活用できるとみられる。
皮膚表面から2ミリ―3ミリメートル程度の深さにある血管網と、皮膚断面の画像を一度に取得できる。今後は市場調査を進めながら、事業化を検討する。
一般的な医療用のエコーなどに使われる超音波技術と、対象物に光を当てた際に発生する超音波を測定して画像化する「光超音波イメージング」技術を組み合わせた。光超音波信号や超音波の計測技術を高度化し、高精度かつ高速で画像化できるようにした。従来は血管網の3D画像化はできていたが、位置の特定はできていなかったという。
(2017/7/13 05:00)