[ ICT ]
(2017/7/19 10:30)
(ブルームバーグ)米IBMが18日発表した4-6月(第2四半期)売上高はアナリスト予想を下回った。5年目となったジニ・ロメッティ最高経営責任者(CEO)の経営再建計画が大きな成果を出せない中で、今後の鍵を握る事業は2四半期連続で減収となった。
IBMの幹部が4月、技術サービス・クラウドプラットフォーム部門で4-6月期に大規模契約を見込んでいると述べていたが、結局、同部門は前年同期比5.1%の減収となった。同部門はIBMの新技術への移行の取り組みがうまく言っているかどうかの目安となる。18日の発表資料によれば、全体の売上高は193億ドル(約2兆1600億円)と、アナリスト予想の平均(195億ドル)を下回った。前年同期比では21四半期連続の減収となった。
株価は決算発表後の時間外取引で、一時1%弱の下落となった。
一部項目を除いた営業利益は1株当たり2.97ドルと、アナリスト予想の平均(2.74ドル)を上回った。粗営業利益率は47.2%。
(2017/7/19 10:30)