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[ 自動車・輸送機 ]
(2017/8/31 16:00)
(ブルームバーグ)米アップルの自動車エンジニアらが同社を離れ、自動運転車を開発する新興企業ズークスに移籍した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。アップルは自前で自動車を製造する計画を後退させていた。
事情が公になっていないとして匿名を条件に話した関係者によると、退社した17人のエンジニアはブレーキやサスペンションシステムなどの設計を担当。その多くはデトロイトの自動車メーカーやサプライヤーからアップルに移っていたという。ズークスの担当者とアップルの広報担当者はいずれもコメントを控えた。
アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は6月、自律運転システムに焦点を絞ると 表明。今回の人材流出は、アップルが自力で自動車を生産する意欲を取り戻す可能性がさらに後退したことを示唆している。移籍したエンジニアらはアップル社内で居場所を見つけにくくなり、もはや必要とされていないと感じていたと関係者は話した。この数カ月でズークスが個別に採用したという。
原題: Group of 17 Apple Auto Engineers Is Said to Join Car Firm Zoox(抜粋)
(2017/8/31 16:00)