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[ 自動車・輸送機 ]
(2017/9/13 11:00)
【フランクフルト時事】ドイツ自動車大手ダイムラーは12日、世界初のプラグイン燃料電池車(FCV)をフランクフルト国際自動車ショーで公開した。燃料電池と外部から充電可能な蓄電池を動力源として併用し、プラグインハイブリッド車(PHV)のさらに先を行くエコカーで、早ければ年内に発売する。FCVで先行するトヨタ自動車やホンダにとって強力なライバルとなりそうだ。
ダイムラーのプラグインFCVは、高級車ブランド「メルセデス・ベンツ」のスポーツ用多目的車(SUV)「GLC」がベース。燃料の水素をフル充填した状態で約500キロの走行が可能という。
燃料電池システムは、米フォード・モーターと共同開発。小型化に成功し、既存のガソリン・ディーゼル車の車体への取り付けも容易という。
ダイムラーは1994年に世界初のFCVを開発するなど、この分野では早くから研究開発に取り組んできたが、量産型ではトヨタやホンダが先行している。
(2017/9/13 11:00)