[ 政治・経済 ]
(2017/10/25 13:00)
(ブルームバーグ)サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は、紅海沿岸に新しい都市を建設する計画を発表した。今日のサウジアラビアにはないライフスタイルが可能な都市になるとしている。
皇太子によると、「NEOM」と名付けた都市計画は、開発段階を通じて投資家の助言を求めつつ、「既存の政府の枠組み」から切り離して運営される。リヤドで開かれた会合で24日発表された資料によれば、計画は、サウジ政府やその政府系ファンド、国内外の投資家から合計5000億ドル(約57兆円)余りの資金援助を得る見通し。
計画_概要によると、開発地域は面積およそ2万5900平方キロメートルで、紅海に架かり、新都市とエジプトを含むアフリカ大陸を結ぶ橋の建設も予定する。
NEOMの開発責任者には元アルコア会長兼最高経営責任者(CEO)のクラウス・クラインフェルト氏が指名された。ソフトバンクグループのビジョン・ファンドは24日、サウジアラビア電力公社の「大量の株式」を取得し、新都市に電力を供給することでサウジ政府系ファンドと基本合意に達したと明らかにした。
(2017/10/25 13:00)